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語学×音楽

ヴァイオリンのレッスンと並行してドイツ語のオンラインレッスンも行う今日この頃✏

久々にドイツ語に触れる時間が出来て嬉しいです✨

現在指導しているのは、ドイツ語習得を目指されている方ですが、クラシック音楽を勉強されている方にも、ドイツ語には是非積極的に触れてみて欲しいと思っています🎵

と言うのも、



音楽と言語の結び付きはとても深い



からです。各言語には独自の響きやリズムがあり、その国の音楽と密接に関係しています。これは留学中に私が一番強く感じたことかもしれません。

実技レッスンではなく、日常生活で言葉から学ぶことは想像以上に多かったです👀




例えば、日本語は各音に母音が付きますよね?話す時に息のスピードがさほど要らないため、とても柔らかく穏やかな響きになります。音楽で言うと雅楽などを連想して頂くと分かりやすいのではないでしょうか…?



一方で、西洋の言語は子音が連続します。話す時にある程度息のスピードが必要になるため様々なアクセントや抑揚が生まれます👄西洋音楽は、雅楽に比べると抑揚があり表情が豊かですよね🎶




さて、ドイツ語に関して少し掘り下げてみましょう💡



ドイツ語は、アクセントが基本的に単語の頭に置かれます。これはドイツ音楽にもそのまま当てはまるのです☝


例えば、スラーが付いた小楽節 (単語) では頭の音が一番強く演奏されます。スラーの後半が強くなることはありません。


また、ドイツ語の文章では、大切な単語がとりわけ強く発音されますが、音楽も同様に、フレーズ(文章)内の大切な和声の箇所が一番盛り上げて演奏されます。



と、言葉で説明すると複雑で伝わりにくいかもしれません…😵💦私は、日常的にドイツ語を話しているうちに、ドイツ音楽が自然と身体に入って来た気がします。


先月のブログでご紹介したドイツリート、Im wunderschönen Monat Mai も、言葉と音楽が綺麗に結び付いており、私はそこにもこの作品の美しさを感じています✨




さて、ドイツ語とドイツ音楽のお話をさせて頂きましたが、もちろんイタリア語、フランス語等、他の言語も同様です。何かしら音楽との関連性があり、時には演奏する上でのヒントにもなります💡


例えばフランス語やフランス音楽って、日本人からするとフワフワしたイメージだったりしませんか?

でも、実際にはフランス語は鼻から抜けているだけで、口の中でかなりハッキリ発音しています。ドイツ語よりずーっとハッキリです!

フランス音楽を演奏する際にフワフワ、と思ったらそれは大間違いです🙅‍♀️笑

実際は、かなり速いヴィブラートや弓のスピードが要求されます。

そんな事も念頭に、私は作品へと向き合っています。



思いの外、堅苦しい説明が続いてしまいましたが💦、色んな言語を知っていると単純に楽語への理解もかなり深まりますし、音楽の面白さが増しますよ😊✨



クラシック音楽は元々西洋の物。語学を始め西洋文化には積極的に触れ、是非色んな事を肌で感じて演奏して欲しいと考えます。








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