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楽譜を読むということ

更新日:2020年5月4日

このことで先生から注意を受けた、もしくは耳にされたことはありますでしょうか?

私は、演奏する上でとても大切な事だと思っています。



私のもとへ初めてレッスンにみえる方の中で、以前から特に多いなと感じているのが、



「楽譜を全く見ないで弾く子」



仕上げの段階で暗譜をしていて見ないのなら問題無いのですが、そういう子たちは大抵はじめから楽譜を見ていないのです…💦



例えば本屋さん、あるいは図書館へ行ったとします。

本を選ぶ時、タイトルを全く見ずに手に取ることはあるでしょうか?

まずタイトルに興味を持ち、どんなお話なんだろうとワクワクして読み始めるのではないでしょうか?🎵

楽譜も同じです。まずはタイトルを見る。知らない言葉だったら、その意味を調べる。作曲家は誰で、どこの国の人だろう?いつ頃に作曲されたのだろう?


タイトル・見出しからだけでも、得られる情報はとても多いのです💡



楽譜を開いてみましょう。大抵書き出しに何らかの楽語が添えられています。

Allegro等テンポ表記の場合もあれば、appassionata (情熱的に) 等、情感を表す楽語が記されていることも。どういう曲で、どういう場面なのかイメージを作る大きなヒントになります。

曲の途中にも様々な楽語(大抵イタリア語です。)が現れますが、これら全ては作曲家からのメッセージなのです。それを無視して演奏すると、残念ながら全く違う曲になってしまうのです💔


もちろん、新しい曲を「弾く」ワクワク感、楽しさは私もよーく分かります😊✨


でも、

「弾ける」人と「上手い」人の違い。


それは、楽譜からどれだけの情報を読み取り、音にして聴衆へ届けられるか。その差だと思います☝



今回は主に楽語を注視する話をしました。もう少し高度な話をすると、「ピアノ伴奏譜を読む(見る)こと」も大変大事な作業。

次回、その辺りのことも書こうと思います💡(上手く書けるかな…😅笑)




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